【融資相談】独立開業のために資金を集めるには?飲食店の場合

運営や開業資金といったコストを抑えて経営しやく新規に独立開業する難易度が比較的低いため、小規模な飲食店の起業を目指す方が近年増加傾向にあります。この記事では、飲食店における独立開業する場合のメリットとデメリット、成功のポイントなどを小規模な飲食店や店舗を専門に紹介していきたいと思います。

小規模な飲食店とは

始めに、小さな飲食店とはどの程度のスケールなのか分かりにくい、想像しにくいという方も多くいるでしょう。明確な基準はありませんが、一般的には席数が10席以下・面積が10~15坪程度といったものが小さな飲食店であると判断されます。厨房の占める面積や間取り、席の様式などによって変化しますが、基準としては1坪に対し2.3席くらいだといわれています。規模が小さいため従業員を雇う必要がなく、自分だけで開業・経営することは比較的容易ではあります。

開業形態の種類

飲食店と一言で言ってもカフェ、居酒屋であったりスイーツ専門であったりと提供するものもジャンルも様々です。近年はコロナ禍の影響で宅配、テイクアウト専門の店の需要も高まってきていました。 飲食店の運用方法は大きく分けると以下の4つに分けることができます。 1、店舗型 2、テイクアウト 3、宅配、デリバリー 4、キッチンカーでの移動販売 店舗型の場合は物件を新規に借りたり買うだけでなく、自宅で開業したり間借りするといった方法も存在しています。

開業方法の種類

・自分で独立して開業する

1人で0から開業することはやはり難易度が高く大変な事も多いと思われます。物件探しから設備を整えたり、商品開発や従業員の育成などを自分で行わなければならないからです。 メリットとしてはやりがいが大きい事、フランチャイズと違い売上がそのまま利益として得られることです。自分の店を持ちたいと考えているならば、店舗のコンセプトからサービス内容まで自分のイメージを実現もしやすいでしょう。

・フランチャイズ

フランチャイズに加盟しての開業の利点は本部からの運営に関するサポートや研修を受けられるため初めての経営であっても安心できること、すでにネームバリューを持っているため開業直後でも売り上げが期待できることです。 デメリットとしては商品やサービスの内容などが決まっていること、スタッフ対する教育方針なども本部側の指示に従わなければならない為、自分のアイデアを活かした運営が出来ない事、ロイヤリティの支払い義務があるため利益を出すのが難しくなってしまいがちなことです。 どちらの方法にもメリットやデメリットはあるため、自分がどのような運営をしたいと考えているか、自分の状況にあっているのはどちらかなど十分に検討してみてください。

小規模な飲食店のメリット

・開業資金、ランニングコストが安価

小さな飲食店は普通の規模の飲食店の開業と比べても少ない資金で開業することが可能です。店舗自体が大きくない為、内装工事や設備を揃えるための費用を抑えることが出来るからです。また、規模が大きくないため月々の光熱費や人件費、仕入れのための費用も控えめに出来ます。飲食店での出費を大きく占めている仕入れ費といったランニングコストを抑えれることは売り上げの不安定な開業直後でも赤字になりにくくなることに繋がります。

・アレンジが効きやすく独自性を出せる

店舗の規模が小さいと内装に対する工事費を抑えることが出来ます。さらに、自分でインテリアなどハンドメイドで作って飾り付けるなどが出来るので、自分らしさを追求できます。他にない個性的な店舗を作れれば話題性にもつながるでしょう。

・客と近い距離で接することが出来る

店舗が広くなく、席数も少ないため店内の様子を容易に見渡すことが出来ます。客の様子も見やすいため、丁寧な接客がしやすく好印象を持たれる機会が多くなりリピーターができやすいという事も大きな利点です。

・繁盛しているように見せやすい

客の許容人数が少ないため満席の間は客は店外で待つことになるため、人が集まると行列になる可能性が高いです。並んでいる人が多いことは話題性になりやすく、その人気を見て訪れる客もでてきます。

デメリット

・売り上げの最大上限が低い

そもそも客を入れることのできる人数が少ないので、売り上げの上限がある程度決まってしまうというのがデメリットです。客席回転率を上げるのが対策として挙げられます。

・仕入れのコスト削減が難しい

小規模な飲食店の場合、食材などをまとめて仕入れすることが難しく、原価が高くなってしまいがちです。売上と仕入れコストのバランスが保てないと経営に影響が出てしまう可能性があります。

・体調不良が経営に影響しやすい

自分1人だけで経営したり、人を雇っても少人数で店を回すことになるので、一人倒れてしまうと営業が難しくなることが多々あります。休業すればそれだけ収入がなくなってしまうので経営が立ち行かない状況に陥ってしまう可能性もあります。いざというとき対処できるようにスタッフの確保や運営システムの整備はしてきましょう。

開業のために用意しなければならない資金

・開業資金

まず必要になるのは開業資金です。店舗の工事費や備品、家賃などで使われることになります。開業予定の場所の条件にもよりますが、1000万円程度は用意しておくとよいでしょう。店舗が居抜き物件なのかスケルトン物件なのかでも工事費は変わりますし、開業直後、売り上げが安定して出せるまでの運円資金数か月分も必要になります。フランチャイズでは場合によってはさらに少ない資金で開業できることもあります。

・運転資金

運転資金は主に家賃、仕入れ費、人件費、光熱費などが挙げられます。飲食店の場合には食材の仕入れ費用や人件費が多くなりがちなので、コスト調整は重要です。日本政策金融公庫のホームページには飲食店における原価率や人件費率の参考資料が挙げられているので、参考にしてみてください。

開業の際に利用可能な融資や補助金の制度

初期費用となる約1000万円を自力で用意するのが難しい方もいると思いますが、融資や補助金制度を利用すれば開業できる可能性があるかもしれません。代表的なのが日本政策金融公庫の新創業融資制度といわれるものです。起業を目指してる方、開業直後の事業者に対して無担保無保証かつほかの金融機関よりも低い金利で融資をしています。ほかにも地方や自治体によっては補助金や助成金の制度の中に飲食店で利用できるものもあるので、是非積極的に利用してみてください。

開業前に準備すべきこと

・店舗のコンセプトや事業計画

始めにどんな店にするのか、メニューや方向性を考えていきましょう。物件探しをしつつ出店予定地の周辺の様子や対象とする客層に合わせて計画を練りましょう。経営面でも破綻のない計画を立てなければなりません。

・メニュー開発

次にメニュー開発です。店の理念に沿いつつ他の店舗との違いを出したり、名物料理などを作ってみるのも良いでしょう。メニューを増やしすぎたりコストが大きくなりすぎると経営が破綻してしてしまうこともあるので材料費との兼ね合いにも注意しましょう。

・資金集め

自己資金だけでは難しいので融資を受けるという方が多いと思います。近年ではクラウドファンディングを利用したり、インターネットで寄付を募るといった方法も増えてきています。

・必要な資格と届け出

飲食店の開業自体に必要な資格はありません。調理師免許なども持っていなくても問題ありませんが、何か料理関係の賞を取っていたりするとその店特有の特徴にできるかもしれません。 届け出る必要があるのは以下の通りです。 ・食品衛生責任者 ・開業届 ・食品営業許可 ・火を使う設備の設置届 ・労災保険 ・雇用保険 ・社会保険(法人の場合) 火を使う設備の設置届は、火を使わないものしか提供しない場合には必要ありません。また、労災・雇用保険は従業員を雇わない場合には不要です。

開業の際に抑えておきたいポイント

・事前準備は大切に

資金がいくら必要になるのか、店舗となる物件の周囲には何があるのかなどしっかり把握しておきましょう。立地や設備など、こだわればこだわるほど必要になる資金は高くなっていくので、如何におさえるか、何が必要なのかを考えて準備しておきましょう。店舗周辺にはほかにどんな店があるか、人通りの有無などをリサーチして物件選びをしましょう。

・開業後の経営プランを練る

どのように集客していくのか、店の存在を周知してもらうためにどういった方法をとるのかを事前に考えておくことも大切です。支店を増やす予定がある場合はそちらの計画も事前に立てておくとよいでしょう。

・開業資金はなるべく抑える

飲食店で失敗する理由のひとつとして開業資金を使いすぎるという事がよく例に出されます。家具はDIYをする、社員よりアルバイトを優先して雇い人件費を抑えるといった工夫を凝らして費用を抑え、失敗する危険を減らしていくことが大切です。

・どの客層をターゲットにする?他店との差別化

規模が小さいため、万人の希望に沿える店作りをするというのはとても困難です。統一性のないメニューや内装だと他の店に埋もれてしまう可能性があります。そのため、コンセプトを決めてターゲットを絞り込んで提供するものを考えていくことが重要になります。その地域の需要に合わせて年齢や性別など特定の客層を決めて何度も利用してもらえるようにすることが成功のカギになります。

・流行りものはブームがいつまで続くか慎重に

流行しているものを自分の店に取り入れるのも悪くはありませんが、そのブームが続くとは限りません。すぐに流行が変わってしまい、手を出したはいいものの利益が出せず借金だけが残ったというケースもあります。情報収集を怠らないようにし、流行の変化に機敏に反応できるかどうかが重要です。

最後に

小規模の飲食店は必要な資金も少なく手を出しやすいと言われていますが、成功のためには多くの準備が必要になります。メリット、デメリットを知ったうえでどのようにして競争の激しい飲食店業界の中で生き残っていくか、経営を安定させられるか考えてみましょう。

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