5分でわかる店舗の解約手順と注意すべき事

「コロナ渦の影響が長く続きすぎてもう持たない」「もう店舗を解約してしまった方がいいのかもしれない」「いざ店舗解約する場合、どういった流れになるか把握しておきたい」そうお考えの方もこの時代多いでしょう。ここでは、一見複雑に思える店舗の解約・退去までの手順をわかりやすく解説していきます。また、中にはトラブルになる可能性がある項目もありますのでそちらも記載しています。参考にしてスムーズな解約になるようにしていきましょう。流れとしては、大きく分けて以下の3つとなります。①店舗の解約予告を申告する②店舗の内装等の原状回復工事をする③敷金の返金を受け取り、退去完了、となります。順番に細かく解説していきます。

店舗の解約予告を申告する

普通の住居と異なり、店舗の解約をする際はおおよそ3~6か月前に退去・解約の申告が必要となっています。契約によるのでまずは契約書を確認しておき、自分の店舗が何か月前の申告が必要なのか把握しておきましょう。 解約したい日程が決まれば「解約通知書」という書面を店舗のオーナー様に提出し、退去の希望日をオーナー様に記載してもらってから送り返してもらいます。 【ポイント】 意識がいきにくいですが、オーナー様も早く次の利用者を見つけたいと思っているということです。ですのでここ行き違いが発生すると次の利用者と物件利用の日程が重なる可能性があります。 勘違いが伝え漏れなどでトラブルが起きるのは誰にとってもメリットがありません。スムーズに退去するためにもオーナー様と自分との間で退去の日程はいつなのか、ということをきちんと共有しておきましょう。

店舗の内装等の原状回復工事をする

原状回復とは、簡単に言えば「店舗を借りる前の状態に戻すこと」です。店舗の退去時にはこれを行う工事が必須となっていますのでどこまでの範囲をすべきなのか確認しておきましょう。 原状回復には大まかに以下の2種類があります。 ・原状回復→店舗を借りる前の状態に戻す ・スケルトン→コンクリート打ちっぱなしの状態になるように建物の内装を全て解体する 自分の店舗が借りる前はどんな状態だったかによってどちらをすべきなのかは変わってきます。もし借りる前はスケルトンの状態だったということであればそこまで戻さなくてはなりませんし、逆にそうではなかった場合はスケルトンの状態にしなくても良い、ということになります。 工事の際にはほとんどの場合が決まった業者に依頼することになりますが、内容によっては費用が予想よりかかってしまった、というケースもありますのでご注意下さい。 工事費用の相場ですが、仮にスケルトンの状態に戻す為の工事ですと坪8~10万円ほどです。ただし、店舗の端から端までスケルトン戻しが必要になる、とは限らない為、金額は上下する可能性があります。 原状回復工事を開始し、最終的に正式に解約・退去が終わるまでには一般的に1週間から2週間ほどかかってきます。 【ポイント】 どこからどこまでの範囲を、どの状態にまで戻すのか。という点をきちんと物件のオーナー様と話しておきましょう。 原状回復工事が終わった段階で、物件での立ち合い確認があり、自分と物件のオーナー様とで確認しますので、そこで食い違いによりトラブルが発生しないように気を付ける必要があります。

敷金の返金を受け取り、退去完了

いよいよ最後は、物件の敷金の清算です。物件によっては「保証金」という言い方をする場合があります。敷金・保証金については原状回復の工事費用や未払いの賃料を差し引いた金額が戻ってくる形になります。 【ポイント】 契約内容にもよりますが、契約期間に応じた「償却分」が引かれる可能性があります。 その場合は以下の事が予想されます。 ・原状回復費用と合算清算されてしまい、ほとんどの敷金が戻ってこなかった ・敷金が全額戻ってこなかった もし日程を失敗し退去日の前に閉店をしてしまった場合にもその間の賃料は勿論かかってしまいます。次の仕事までの当面の費用や、次のテナントを借りようと思って敷金を予定にいれてしまうと想定と違う金額になる可能性があるので注意しましょう。

まとめ

ここまでの内容をまとめると以下のようになります。 ①店舗の解約予告を申告する →物件のオーナー様との認識のズレがないようにしましょう ②店舗の内装等の原状回復工事をする →どこまでの範囲をすべきか把握しておきましょう ③敷金の返金を受け取り、退去完了 →償却分が引かれる可能性があるので予定に組みこみ際は注意しましょう いかがでしたでしょうか? 一見難しく感じますが、きちんと日程を決め、認識のズレがなければスムーズな退去ができます。ここまでの手順やポイントに注意し、問題なく店舗の解約を終えられるようにしましょう。

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