居抜き物件とは?スケルトンとの違いやメリット

居抜き物件について詳しく解説し、スケルトン物件との違いやメリット・デメリットをお教えします。

居抜き物件とは?

居抜き物件とは、内装や設備がそのまま残っている状態の物件のことです。店舗の壁や天井、厨房機器、家具などが揃っており、看板を変えるだけですぐに営業を開始できるのが特徴です。売却時には、現オーナー、新オーナー、物件所有者の三者が合意する必要があります。

居抜き物件とスケルトン物件の違い

居抜き物件は設備や内装が残っているのに対し、スケルトン物件は建物の骨組みだけが残っている状態です。スケルトン物件は、内装や設備を自由に設計できるメリットがありますが、初期費用が高くなる可能性があります。

居抜き物件と造作譲渡の違い

造作譲渡とは、店舗で使用されていた設備や内装を新しいオーナーに譲渡することです。一方、居抜き物件はその設備や内装が残ったままの状態で店舗そのものを売却するものです。造作譲渡には物件所有者の承諾が必要で、譲渡により売却益が増える可能性があります。

居抜き物件を売却するメリット

居抜き物件を売却するメリットは、売却にかかる費用を軽減できること、売却までの期間を短縮できること、そして造作を売却できる可能性があることです。これにより、売却時の負担を大幅に減らすことができます。

売却にかかる費用を軽減できる

居抜き物件の売却では、原状回復工事やスケルトン工事の費用が不要となります。これにより、大規模な工事費を削減し、負担を減らすことが可能です。

売却までの期間を短縮できる

居抜き物件では、内装や設備を撤去する必要がないため、売却までの期間を短縮できます。これにより、契約期間内ギリギリまで営業が可能となり、赤字に悩むオーナーにとって大きなメリットです。

造作を売却できる可能性もある

設備や内装がきれいな状態であれば、有償で造作譲渡が可能です。これにより、売却益を増やすことができるため、オーナーにとって非常に有利です。

居抜き物件を売却するデメリット

居抜き物件の売却にはデメリットもあります。貸主の承諾が必要であること、閉店情報が漏れる可能性があること、そしてトラブルを招く可能性があることです。これらのデメリットを理解し、対策を講じることが重要です。

貸主から承諾を得る必要がある

物件の所有者から居抜きで売却する承諾を得る必要があります。承諾が得られない場合、原状回復工事が必要となりますので、事前に確認しておきましょう。

閉店情報が漏れる可能性がある

居抜き物件の売却時には、解約予告が必要なため、閉店情報が漏れるリスクがあります。情報管理には十分に注意を払いましょう。

トラブルを招く可能性もある

設備や内装の状態について、新オーナーと認識のずれが生じるとトラブルの原因になります。事前にしっかり確認し、契約内容を明確にすることが重要です。

【トラブル回避】居抜き物件を売却する時の注意点

居抜き物件を売却する際の注意点として、早めに承諾を得ること、設備や内装の状態を確認すること、新オーナーと契約内容をすり合わせること、専門の業者に相談することが挙げられます。

早めに居抜き売却する承諾を得る

物件所有者に早めに承諾を得ることが重要です。解約予告が必要なため、早めの対応が求められます。

設備・内装の状態をよく確認する

内装や設備の不具合を事前に確認し、リース品の契約内容も把握しておくことがトラブル回避に繋がります。

新オーナーと契約内容をすり合わせる

設備や内装の状態を確認し、新オーナーとの認識をすり合わせることが大切です。費用負担についても事前に取り決めておきましょう。

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